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MVCフレームワーク―Apache Struts

2014年6月14日土曜日

Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)は、Apacheソフトウェア財団のApache Strutsプロジェクトにて開発されているオープンソースのJava Webアプリケーションフレームワークである。

元々はクレイグ・マクラナハン(英語版)の作成したソフトウェアであり、2000年5月にApacheソフトウェア財団に寄付された。当初はJakarta Projectに位置しており、Jakarta Struts(ジャカルタ・ストラッツ)と呼ばれていた。2005年にApacheのトップレベルプロジェクトに昇格した。

Apache Tomcatなどのサーブレットコンテナ上で動かすことができる。サーブレットとJSPによる開発環境下に登場したStruts1は広く受け入れられ、2005年頃にはJava Webフレームワークのデファクトスタンダードと呼ばれるほどの普及を見せていた。しかしソフトウェア技術の進歩とともに欠点も多く指摘されるようになり、2007年にリリースされたStruts2ではそれまでの仕組みを捨て、WebWork2として開発されていた別のフレームワークをベースとしたものへと置き換えられている。

フレームワークにはModel View Controllerアーキテクチャが適用されている。類似したフレークワークとしてJSF (Java Server Faces) や Spring MVCフレームワークがある。

Struts1
整備されたJSPカスタムタグによってJavaコードはJSPファイルとは分離され、 従来のJSPのように HTMLタグの中に<%と%>で囲まれたスクリプトレットであるJavaソースコードを混在させる必要なく読みやすく洗練されたコーディング をできるようになる。
主なStrutsのタグライブラリ
  • HTML
    • HTMLのフォーム要素と機能を利用する
  • Logic
    • 条件分岐や繰り返しなどの制御ロジックを提供
  • Beans
    • Modelで定義されたJavaBeansにアクセスする機能を提供
  • Nested
    • 属性名の記述を省略可能にする
  • Tiles
    • 複数のJSPで利用する記述を共通化するテンプレート機能を提供
またStrutsではActionServletが用意されており、画面の遷移をコントロールする設定ファイル(struts- config.xml)を変更するだけで容易に遷移先を変えることができる機能を提供している。 アクションサーブレットでは画面で入力された内容を検査する Validator の機能が用意されており、設定ファイル(validator-rules.xml)を変更するだけで入力チェックの仕様を変更することが可能である。入力 チェックするデータは一旦アクションフォームと呼ばれるBeansに格納される。
Struts2
Struts2では、Struts1と比べて下記のような改善がなされている。
  • アノテーションや設定より規約による設定ファイルの削減
  • 依存性の注入 (DI)
  • POJO

ホームページ

http://struts.apache.org/

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