元々はクレイグ・マクラナハン(英語版)の作成したソフトウェアであり、2000年5月にApacheソフトウェア財団に寄付された。当初はJakarta Projectに位置しており、Jakarta Struts(ジャカルタ・ストラッツ)と呼ばれていた。2005年にApacheのトップレベルプロジェクトに昇格した。
Apache Tomcatなどのサーブレットコンテナ上で動かすことができる。サーブレットとJSPによる開発環境下に登場したStruts1は広く受け入れられ、2005年頃にはJava Webフレームワークのデファクトスタンダードと呼ばれるほどの普及を見せていた。しかしソフトウェア技術の進歩とともに欠点も多く指摘されるようになり、2007年にリリースされたStruts2ではそれまでの仕組みを捨て、WebWork2として開発されていた別のフレームワークをベースとしたものへと置き換えられている。
フレームワークにはModel View Controllerアーキテクチャが適用されている。類似したフレークワークとしてJSF (Java Server Faces) や Spring MVCフレームワークがある。
Struts1
整備されたJSPカスタムタグによってJavaコードはJSPファイルとは分離され、 従来のJSPのように HTMLタグの中に<%と%>で囲まれたスクリプトレットであるJavaソースコードを混在させる必要なく読みやすく洗練されたコーディング をできるようになる。
主なStrutsのタグライブラリ
- HTML
- HTMLのフォーム要素と機能を利用する
- Logic
- 条件分岐や繰り返しなどの制御ロジックを提供
- Beans
- Modelで定義されたJavaBeansにアクセスする機能を提供
- Nested
- 属性名の記述を省略可能にする
- Tiles
- 複数のJSPで利用する記述を共通化するテンプレート機能を提供
Struts2
Struts2では、Struts1と比べて下記のような改善がなされている。
- アノテーションや設定より規約による設定ファイルの削減
- 依存性の注入 (DI)
- POJO
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