Fedora Projectは、フリーソフトウェアを愛するユーザーと、それを作り上げる人々が集う世界的なコミュニティの名前です。Fedoraチームは、コミュニティとして一緒に働くことによって、フリーコードとコンテンツの創造・普及をリードしたいと考えています。Fedoraは、オープンソース技術の提供者として世界で最も信頼を受けている企業Red Hatにより後援されています。Red Hatは、共同開発を促進し、フリーソフトウェアの革新的な新技術を生み出していくために、Fedoraに出資しています。
Freedom(自由)、Features(機能)、Friends(友達)、First(最速)、これら4つの基礎は Fedora コミュニティの中核となる価値観です。
Freedom(自由)
フリーソフトウェアを進歩させるというFedoraチームの使命を達成するためにFedoraチームが促進している、ソフトウェアとコンテンツを使用および配布すべきであると信じています。Fedoraを完全に自由なものにして、誰にでも再配布可能にするため、所有権のあるコードやコンテンツのフリーな代替品を提供しています。そのように、フリーソフトウェアをより広く広げるために、法的な議論なしで、誰でもが自分自身の目的のためにFedoraチームのすべての成果物を使うことができます。
Features(機能)
Fedoraチームは新しい技術的特徴を作成する激務が数百万人のためにフリーソフトウェアを強力、柔軟、有用にすると信じています。フリーソフトウェアをより効果的に前進させることを意味するとき、現状をかき乱すことを気にしません。そして、Fedoraにより配布されるソフトウェアの多くのコミュニティと直接コラボレーションすることにより実行されます。そのように、Fedoraを使用するかどうかによらず、すべての人が利益を得ます。
Friends(友達)
世界中の人々から成り立ち、一緒に働いている強いコミュニティから成功がやってくると信じています。FedoraにはFedoraチームの価値をサポートしたり役に立ちたいすべての人のための場所があります。お互いにオープンかつ透過的に、かつFedoraチームの後援者と強く協力的なパートナーシップを持ってコラボレーションすることにより、素晴らしい物事を成し遂げられます。
First(最速)
Fedoraチームは、リリースにおいてイノベーションと新しい仕事を示すことのパワーを信じています。 年に2回リリースするので、最新かつ最高のソフトウェアを長く待つ必要がありません。一方、長期間安定して使用できるFedoraから派生した他のLinux製品があります。 Fedoraチームは未来を真っ先に見ることができるよう、常にFedoraを前に進め続けます。
批判
2007年2月、OSIの創設者であるエリック・レイモンドはFedoraの開発メーリングリストに「Goodbye, Fedora」と題するメールを投稿した。そこにはガバナンスがうまくいっていないこと、RPM開発を停滞させておりYumを遅くバグの多いままにしていること、プロプライエタリなフォーマット非対応の問題が処理できていないこと、などといったFedoraへの批判があり、近年台頭してきたUbuntuへの支持が表明されている。
これは大きな議論を引き起こした。レッドハットのグレッグ・デ・コーニグズバーグはFedoraとUbuntuの方向性の違いを指摘し、Ubuntuがプロプライエタリなコードをサポートしていることで多くの犠牲を払っていると反論している。
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